2022/11/04
滋賀スタッフ
住宅の電気配線はどのようになっている?仕組みを解説します!
皆さんは家に電気が流れる仕組みを知っていますか。
電気は暮らしを支える大切な役割を果たします。
今回は、住宅の電気配線の仕組みについて解説します。
□住宅の電気配線の仕組みとは?
住宅の電気配線の仕組みの特徴を以下で4つ紹介します。
1つ目は住宅の電気配線は2本で1組であることです。
住宅に電流を流す際には、電流が1周する回路が必要です。
屋内配線の交流は電流の向きが常に入れ替わっているものの、2本で1組の配線が必要です。
2つ目は住宅の電気配線は分電盤でまとめられていることです。
コンセントから伸びた2本の電気配線は分電盤に集められます。
分電盤は電気を管理する場所で、部屋全体に電気を送るだけでなく、電気の使いすぎや、配線に異常がないかを簡単にチェックする役割もあります。
3つ目は1組の電気配線から並列つなぎに電流を取ることです。
各部屋の配線は2本1組です。
つまり、コンセントや分電盤は2本1組の配線から並列つなぎになるようにつないでいます。
こうすることで電圧を変えることなく、一度により多くの電気を使用できます。
4つ目は電柱の変圧器まで1周する回路を作ることです。
分電盤から伸びた配線は消費電力量を確認するメーターを通って、電柱の変圧器につながります。
この変圧器の中で回路が作られて、電流が1周する回路ができています。
□住宅の電気配線工事の内容とは?
住宅の電気配線の工事は一体何をするのでしょうか。
以下で作業内容を解説します。
*天井裏の柱に電線を固定する
部屋への配線の中心となる場所は天井裏なので、天井裏の柱に電線を固定していきます。
固定方法は電線になるケーブルを金具で留めます。
*ケーブルの分岐点を作る
部屋がたくさんある場合は、ケーブルを分岐させて電線をつなぎます。
差し込みコネクターという道具を利用して、簡単にケーブルを分岐させることができます。
*電線をコンセントやスイッチにつなぐ
コンセントやスイッチを使えるようにするために配線を部屋につなぎます。
一般に売られているコンセントやスイッチボックスを設置したい場所に用意します。
設置したい場所まで電線を伸ばし、コンセントやスイッチボックスの穴に電線を差し込むと、配線が完了します。
□まとめ
今回は私たちの生活に欠かせない電気の仕組みについて紹介しました。
住宅の電気配線を考える機会は少ないかもしれませんが、電気配線は快適な生活をおくるためにとても大切なことです。
これから家づくりを進める方はぜひ参考にしてください。