2022/09/21
岐阜スタッフ
外断熱の断熱材についてその特徴と種類を紹介します!
住宅を建設する際に、さまざまな住宅の要素を自分で決める必要があります。
一応説明は受けますが、専門的なワードが多くて「何が何か分からない」となってしまう方は少なくはないでしょう。
そこで、今回はその中でも「外断熱材」に着目して、外断熱材の特徴やその種類について紹介します。
□外断熱材の特徴とは
住宅の建設において断熱材を使用すると、外気の熱が遮断され、出入りしにくくなります。
この断熱材をどこに使用するかによって、「外断熱」になるか「内断熱」になるかが決まります。
外断熱とは、断熱材を柱と壁の間(柱の外側)に配置して断熱を行い、建物をぐるっと一つに囲むため、気密性が非常に高い工法の一つです。
そのため、屋内の温度を外に逃しにくく、エアコンの使用頻度を少なくすることを目的に使われます。
断熱材を使用することで得られる効果は、熱を逃さないようにするだけではなく、同時に防湿の効果も得られます。
外断熱を採用すると、屋内と屋外での気温差が出にくくなるので、気温差の影響によって発生する結露を起きにくくできます。
建物内部で結露が起きてしまうと、建材にカビが繁殖したり腐ったりしてしまうため、これらを防いでくれる効果も期待できます。
□外断熱材の種類について
外断熱材には、無機質繊維系・天然素材系・発泡プラスチック系・断熱塗料の4種類があります。
無機質繊維系の代表としては、ガラスが原料であるグラスウールが挙げられます。
グラスウールの最大のメリットは、比較的安価であり、コストパフォーマンスが非常に高いことです。
天然素材系の中では、羊毛、フェルト、セルロースファイバーなどが人気の種類です。
天然素材の外断熱材を使用するメリットは、自然由来の素材であるため有害物質もなく環境に優しい素材であることです。
発泡プラスチック系は、名前の通りプラスチック成分を発泡させて気泡を作って使用する素材です。
この種類は、断熱性・防湿性に優れている上に、隙間なく埋めることができるので施工性にも優れています。
断熱塗料は、断熱性のある塗料を塗るだけなので、断熱材と比べると断熱効果は低くなってしまいます。
構造部分で使用するのではなく、修復作業などで塗料を使う際に断熱塗料を代わりに使用すると断熱効果が少し高められるのでおすすめです。
□まとめ
今回は、外断熱材について解説しました。
どのような断熱材を使うかによって得られる効果は大分違うので、住宅の建設計画をするときは断熱材でどのような効果を得たいのかによって、使用する断熱材を決めるのがおすすめです。