2022/09/17
岐阜スタッフ
住宅の水害対策はどのように行うべき?まずは周辺にも目を配りましょう!
近年、異常気象で日本各地で水害が頻繁に起きるようになりました。
どこで起きてもおかしくない状況のため、日頃から水害に備えて対策をしておくことが大切ですが、いざ対策をしようと思い立っても具体的に何をするべきか分からない方が多いでしょう。
今回は、水害の影響を受けにくい住宅にするためのポイントを紹介します。
□水害の起きやすい場所
基本的には、海や川の近く、埋立地、周辺と比べて低い土の3つの場所は比較的水害が起きやすい場所です。
*海や川の近く
海や川の近くは、雨による増水や高潮による影響を受けやすい立地です。
そのため、特に注意が必要な立地であり、地盤が比較的弱い可能性もあるため購入する前は事前にチェックすることが大事です。
このような立地であるからといって、必ず水害の影響を受けやすいというわけでもなく、堤防の位置や土地の高さなどの条件によってリスクが低いエリアもあるので、事前にハザードマップも確認しておくのがおすすめです。
*埋立地
埋立地は地盤が弱くて水害に遭う可能性が高く、その中でも田んぼの埋立地は特に注意が必要です。
地盤の強さは見た目では分からないので、5万円から8万円ほどで地盤調査が行えるので住宅を建設する前に事前に調査しておくのがおすすめです。
地盤が弱かった場合は、必ず地盤補強工事を検討しましょう。
*周辺と比べて低い土地
周辺と比べて低い土地の場合は、水が流れ込んでくる可能性が高いため、地図で標高チェックするようにしましょう。
丘の上の場合だと、やはり水害のリスクは低いですが、盛土の上に建っている場合は雨により流されて土砂災害のリスクがあるので、事前に確認しておきましょう。
□水害の影響を受けにくい住宅にするためのポイント
水害の受けにくい住宅にするためのポイントは、床の位置を高くすることです。
床の位置を高くすることで、水面が一定の高さ以上にならないと浸水が起きないようにします。
もう一つの方法が、防水壁や耐水壁で浸水を防ぐ方法です。
これは、鉄筋コンクリートのように耐水性の高い建材を塀や壁に採用することで浸水を防ぐ方法です。
この方法を採用する場合、玄関のドアや窓の隙間をなくして、そこからの浸水も防げるように合わせてやる必要があります。
□まとめ
今回は、水害に遭いにくくするためのポイントを、立地と建物両方のポイントから紹介しました。
水害対策に優れた住宅にするためには、費用が高くなってしまうと考えられがちですが、水害に遭ってからの被害を考えると、メリットの方が高いです。
これから住宅購入や建設を考えている方はぜひ参考にしてください。